所員雑感

所員雑感 Vol.34 クラシック音楽

弁護士 田中 健太郎

 今年1月に町田事務所に入所致しました、田中健太郎と申します。茅ヶ崎で湘南の海を見て育ちました。サイクリングロードを犬と散歩するのが日課です。

 最近は、通勤電車の中でクラシック音楽を聴くのが貴重な息抜きになっています。

 

 そこで、今回は、クラシック音楽について少しお話ししたいと思います。

 クラシック音楽というと少し敷居が高く身構えてしまう方も多いと思いますが、街にでてみると喫茶店やデパートなどでBGMとして流れていたり、テレビCMや映画の中でも使われていたりと、意外に耳にする機会は結構多いと思います。

 そもそも、クラシック音楽の定義とはなんなのでしょうか?

 クラシック音楽とは、狭義には、バッハ、モーツァルト、ベートーヴェンなどを代表とする17世紀ころから19世紀ころまでの西洋の芸術音楽を指し、広義には、シェーンベルクなどの西洋芸術音楽の流れをくむ現代音楽まで含むといわれています。

 一般的には、伝統的な芸術音楽をクラシック音楽と呼んでいるようです。

 クラシック音楽の魅力は、その長い歴史と伝統に基づき、時代を超えて聴き続けられる普遍的な美しさにあると思います。

 現在でも根強い人気を誇るバッハは、300年以上にわたって聴かれ続けています。

 また、クラシック音楽は、同じ曲であっても何十種類ものCDがでており、演奏者によって同じ曲でも異なる解釈で演奏され、よく知っている曲の違った側面をみることができるということも大きな魅力だと思います。

 例えば、私が愛聴しているブラームスのピアノ協奏曲第2番だけでも、ギレリス、バックハウス、ツィメルマン、グリモー…等々、様々なピアニストによる演奏を楽しむことができ、それぞれのピアニストの解釈が見事に表現されています。

 

 最後に、クラシック音楽を聴いてみたいけれど、なにから聴けばいいかよくわからないという方におすすめのCDをご紹介します。

 まず、ベートーヴェンの「悲壮」「月光」「熱情」ギレリス演奏の名盤がおすすめです。

 このCDは、ベートーヴェン三大ピアノソナタの名盤で、曲の知名度が高く、旋律も親しみやすく、一曲の時間も短いので、比較的聴きやすいものだと思います。

 また、バッハの「ピアノ作品集」アルゲリッチ演奏もおすすめです。

 トッカータハ短調、パルティータ2番、イギリス組曲2番が収録されています。

 アルゲリッチは、世界で最も評価を受けている現役ピアニストの一人で、このCDは、彼女の数あるCDの中でも特に高い評価を受けているもので、バッハとアルゲリッチという二人の天才の時代を超えて出会ったことで生まれた奇跡の名盤といえます。

 私がクラシックにどっぷりつかるきっかけになったのが、このアルゲリッチのバッハなので是非聴いてみてください。

2016/02/24
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